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厚労省統計 転倒死亡事故

転倒事故 統計 厚生労働省発表資料

平成21年 同一平面上で転倒して死亡された方 なんと4487人

平成22年に厚生労働省から発表された統計によりますと、
平成21年に日本全国で不慮の事故で亡くなられた方は、37756人。
そのうち、転倒・転落が原因なのは、7312人。
その内訳は、
W01 スリップ・つまづき及びよろめきによる同一平面上での転倒 4487人
W10 階段及びステップからの転落及びその上での転倒       697人
W13 建物、又は建造物からの転落                  685人
W17 その他の転落                            732人

となっています。段差のない場所での不慮の事故が非常に多いことがわかります。
参考までに、交通死亡事故は7309人です。

 当然、歩いている時にめまいがして頭をぶつけたり、小さな段差につまづいたりという原因も含まれますが、滑って転ぶ(スリップ)も相当数含まれます。

平成7年から20年までの不慮の事故推移

不慮の事故グラフ
 特徴的なことは、交通死亡事故は右肩下がり。窒息と転倒・転落は右肩上がりであることです。

年齢階級別にみた不慮の事故死亡数構成割合 平成20年

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 交通事故は高校生・大学生の年代が多いようです。
 窒息は、乳幼児と高齢者に顕著に見られます。誤飲などによるものが相当数あるものと推測されます。
 溺死は、小中学生と高齢者に顕著に見られます。入浴が主な原因と推測されます。
 転倒・転落は、高齢になるほど顕著に見られます。滑ったりつまづいた際に、転ばずにバランスをとれるかそのまま転んでしまうかの違いが大きいと推測されます。

月別にみた不慮の事故死亡数構成割合 平成20年

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 季節により数値の変動が見られるものは、溺死と窒息です。寒い時期に多くなるようです。高齢者が多いと推測されます。
 転倒・転落は季節を問わず毎月同じような人数で推移しています。これは、雪や氷で滑るというケースが多いわけではないことをあらわしています。

死亡した時間別にみた不慮の事故死亡数構成割合 平成20年

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 この統計は、事故が発生した時間にはなっていないため、解釈の仕方が難しいのですが、転倒・転落は、時間帯を問わず見受けられます。
 溺死が夜に多いということは、やはり入浴中が多いと推測されます。実は、この統計の溺死は、計6435人。うち、「浴槽内での及び浴槽への転落による溺死及び溺水」が4104人となっています。

転倒・転落(スリップ・つまづき・よろめき) 本当の合計は・・・ 平成21年

転倒
W01 スリップ・つまづき及びよろめきによる同一平面上での転倒 4487人
W10 階段及びステップからの転落及びその上での転倒          697人
溺死
W65・66 浴槽内での及び浴槽への転落による溺死及び溺水     4104人
 この項目全てに該当者がいることになります。滑って転んで亡くなる方は毎年数千人いらっしゃることはおそらく間違いない事実だと思います。 

自宅?外出先?

 平成20年の統計をさらに詳しく解析してみました。すると、大きな特徴が明らかになりました。
 転倒・転落のうち、
W01   同一平面上 は、家庭内での事故が29.5%
W10   階段・ステップ は、家庭内での事故が67.3%

スリップ・つまづき及びよろめきによる同一平面上での転倒 7割は自宅外!

 公共施設、商業施設、道路、歩道など歩行環境を整えることの重要性が読み取れます。